地理・歴史・公民部会

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訂正  紀要『地理歴史・公民研究』の表紙に誤りがありました。2017.3.22


竹田和夫先生の論文名が

自己を知り、対人関係の悩みを自身で解決する−アクティブ・ラーニングによる深い学びによる高校倫理の実践」となっていましたが、

自己を知り、対人関係の悩みを自身で解決する−主体的・対話的で深い学びによる高校倫理の実践が正しい題となります。

訂正してお詫び申し上げます。

部長挨拶

部長  武内 均 (豊栄高等学校)

  高教研地歴公民部会の活動の目的は、ひと言でいえば「授業の充実」です。主な活動内容は、テーマごとに授業実践を披露し合い、その意見交換をとおし、教材研究という孤独な作業では得難い、教材の斬新なアイディア、授業展開のヒントを得る場の提供。また、大学等の研究教育機関、実社会で活躍する著名な方々から、講演や研修会での助言をいただくことで、参加者の視野を広げる機会にもなっています。改めまして、高教研地歴公民部会に多数の先生方が加入してくださいますようお願い申し上げます。
 さて、平成26年8月にある有力全国紙が、それまで30年間にも渡り日本の現代史を批判的に記したある記事について、「誤報」と訂正しました。この全国紙の長年の掲載で少なからぬ人々が常識としてきた、歴史認識の変更を迫るものです。私達は、学習指導要領に準拠した教科内容を教える責務を担いますが、今回の「誤報」訂正は、教科書の記述が変更されたり、消去されたりする可能性が出てくることを意味します。従って、教科書の内容を基本にしながら、同時に異なる見方や考え方を、必要に応じて生徒に示すことは一層重要になってきます。われわれ地歴公民科の教員は、従来にも増して、新聞やテレビ等のマスコミ報道を鵜呑みにせず、既存の書籍類も含めて批点的に検証し、より公正な授業を心がけて行こうではありませんか。
 そして、マスコミ報道に関して「誤報」以外の落とし穴にも触れなければなりません。それは、「報道されない重要事実」が多数存在することです。幸い現在はネット社会ですので、マスコミが「報道しない重要事実」そのものがネット上でたちまち拡散されます。とはいうものの、日本国民皆がネットを見るわけでなく、マスコミの力は依然巨大です。われわれ地歴公民科の教員は、常時アンテナを張り、マスコミが意図的に触れない事実を含め、広く情報を収集し、より客観性に裏打ちされた授業をしようではありませんか。
 最後に、先生方の充実した授業が、一方的情報に翻弄されることなく、豊かな「地理的な見方や考え方」、「歴史的思考力」、「人間の在り方生き方」を生徒に身につけさせ、生徒個人の幸福と日本社会の健全な発展の礎になりますようお願い申し上げます。

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